警視庁の犯罪情報マップを見ると23区での犯罪率が高いことが伺えます。
その中でも自転車の盗難の割合が多く、全犯罪中約半数の割合にのぼる地域もあります。
自転車の利用者は健康意識や節電意識の向上で年々増えつつあります。それに伴い、自転車に関するトラブルが増えてきます。
犯罪を解決する、また未然に防ぐためにも防犯監視カメラの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
■犯罪がしにくい環境づくり
犯人の証拠を残す環境を整えるとともに、犯罪を起こしにくい状況を作ることが大事になります。
高いパーツが使われているような高性能自転車の盗難では、パーツをバラバラにして売られてしまうことが多いので、上手く犯罪を立証して犯人を捕まえられても自転車のまま手元に戻ってこないということもあります。
被害を最小限に抑えるためにも、防犯監視カメラの設置で犯罪を抑止する必要があります。
多くの駐輪場では事務所にスタッフが一人常駐しているだけというケースが多いのではないでしょうか。人の目が少ないと分かれば犯罪を犯すハードルが下がってしまいます。
スタッフの目が届きにくい場所や出入り口など侵入しやすい場所に防犯監視カメラを設置することでその死角をカバーができます。
また、防犯監視カメラが作動していることをアピールすれば犯罪の抑止力になります。
■迅速に対応できる環境をつくる
自転車の盗難にしばらくの間気づかない、というケースもあるようです。
例えば、普段は使わない自転車をマンションの駐輪場に置いている場合です。頻繁に使わないために、いつ盗まれたか分からない、放置自転車の撤去保管のハガキが来て初めて気づくというケースです。
自転車の盗難では、転売する目的で盗む場合もあれば、ちょっと疲れたから乗っていこうと軽い気持ちで盗む人もいます。
自分が楽をしたいがために盗んだ人はそのまま返しもせずにその辺に乗り捨てていき、その自転車が違法放置自転車として撤去されてしまうのです。
自転車が撤去されるよりも先に盗難届を出していれば問題ないのですが、なくなったことにも気付かないでいたために、撤去費用を被害者が払わなければいけないケースが出てきます。
防犯監視カメラを設置して管理体制を整えれば、侵入者を防ぐことや敷地内からの盗難に気付いて対処することができます。。
■まとめ
自転車の盗難を防ぐためのグッズはたくさんありますが、個人で揃えるには限界があります。カギ付きワイヤーで固定するタイプも専用のハサミで切られてしまうこともあるそうです。
盗難が多発するとなると治安の悪化、評判の低下にも繋がっていきます。そういった事態を防ぐためにも自転車盗難対策をしてみてはいかがでしょうか?