昨今、高齢者向けの福祉サービスは従事者の不足に悩まされています。今後、高齢者が増えるにつれてその傾向はより浮き彫りになっていくことになります。
老人ホームなどの施設スタッフ不足は入居者への目が十分に行き届かずに事故やトラブルを起こす、といったことに繋がります。
監視不備の改善にも防犯監視カメラの活用をおすすめしております。
■監視映像を利用することで足りない人でをカバー
高齢者の介護福祉施設における悩みとして徘徊問題が挙げられます。
スタッフが不足している現場では3人の被介護者を1人のスタッフで見なければならないといった過酷な環境もあり、スタッフの目が十分に行き届かない、他の介護者のトラブルに手を焼いているうちにいなくなってしまうという事態が発生します。
徘徊行動でいなくなってしまった入居者を探すのは一苦労です。またすぐに発見できなければ他の入居者から目を離す時間が増えてしまい、トラブルに対応できなくなるなど悪循環に陥ってしまいます。
そこで、防犯監視カメラを設置し、一括で映像を監視できる環境を整えておけば徘徊していた入居者の早期発見に繋がります。出入りを感知し記録するセンサーと合わせれば、いつどこで人の出入りがあったか把握できるので、より効果的になります。
また、ネットワークカメラを利用してスタッフがいつでも映像を見れる環境を整えておけば、他の入居者から離れなければいけない状況でも離れた場所から様子をみることができます。
円滑な介護サービスができる環境があれば人員不足によるスタッフの負担の軽減に繋がります。
■トラブルの可視化で早期収拾と安全性を証明する
介護では、介護者と被介護者だけの狭く閉ざされた空間になりがちです。そういった場でトラブルが発生した際に、正確な状況が把握できなければ、やったやらない、言った言わないといった収拾のつかない議論に発展する場合があります。
トラブルが起こったからといって介護作業は疎かにできません。トラブルが長期化すれば当事者のスタッフが解放されず、他スタッフの通常業務にも支障が出てきます。防犯監視カメラで映像を記録することで、正確な状況を把握、事態の早期解決が期待できます。
また、被介護者は介護者が想定しないような行動をとります。例えば、動けないはずなのにベッドから落ちるといったこともあるようで、自体が明確に分からないまま虐待の疑いをかけられてしまうこともあります。
録画映像を残しておくことで、そうした時の事故防止対策や原因解明に役立てることで再発防止、安全性の強化が図れます。
■まとめ
一昔前までは福祉施設の監視カメラというとプライバシーの侵害という点から否定的な意見が多くありました。しかし、昨今の施設従業員による暴力や侵入者による事件を受けて、施設に対する防犯・防災強化として助成金が出るなどその必要性を訴える声が増えてきています。
防犯監視カメラの導入で防犯・円滑なサービスの提供に繋がれば、介護者と被介護者がより安全で過ごしやすい環境を整えることに繋がります。
マルチックでは施設が抱える問題・環境に合わせた高品質で低コストなプランを提案いたします。