いざ”監視”と書かれてしまいますと何か不安を覚えてしまいます。
しかし監視カメラの本当の目的は安心を与えることにあるのです。
ここでは設置側ではなくユーザー側の立場になって考えてみてまいりたいと思っております。
普通の人ならば監視カメラの存在をそんなに気にしないか全く気にしないかという感覚が通常だと思われます。
では、どのようにして安心を与えていけばよろしいのかを考えてまいりましょう。
■ユーザー側の立場に立った設置や情報告知をする
例えば工場などの生産ラインにはほぼ全ての企業で監視カメラなどを導入しているかも知れませんが、もしかしたらまだ導入されていない中小企業様もいらっしゃるかも知れません。
営業コンペなどが開催された場合、
「弊社はこのようにセキュリティ対策がばっちりです」
とアピールすることが出来れば信頼度や安心度が高まり同じ条件なら受注を獲得しやすくなるでしょう。
また自治体主導で住んでいる住宅街や通学路などに設置されていることを自治体や不動産会社、学校関連などが情報発信することにより
「住みやすく安全な街」
という印象を与え引っ越して来てくれる家族などが増え街が活性化するという利点がございます。
■難しいのは店舗や宿泊施設の監視カメラ
対接客の場合、銀行や宝飾店などはあって当たり前の監視カメラも飲食店や宿泊施設、小売店舗などでは逆効果の印象を与えてしまう可能性がございます。
ギョロギョロとお客様を追っている様子が感じ取られてしまうと敏感なお客様の中には”不快だ””犯罪者扱いされている”と感じてしまう方もいらっしゃいます。
これでは本来の目的である安心感を与えることが出来ません。
その場合はドーム型の丸い柔らかなデザインの監視カメラなどがよろしいかと思います。
このドーム型のタイプでしたら不快感も与えにくく、安心して店舗内でのお買い物や飲食、宿泊などを楽しんでいただくことが可能です。
■まとめ
対象の場所によって印象が変わる監視カメラ。
設置を決めるオーナーサイドも考えなくてはなりませんし、メーカー側のひとつの課題でもあります。
例えばその業種業種にマッチングしたデザインなどがあれば、もっと普及するのではないでしょうか?
設置サイド・メーカーサイドが両方協力することによりもっと安心感を与えることが出来るようになると考えております。