業務内容の共有、新人教育、万が一のトラブル時の対処方など、企業にとってマニュアルは欠かせないものですよね。
これまで「文書マニュアル」が主流でしたが、近年ではより効率的かつ低コストで理解度が高いマニュアルとして「動画マニュアル」の導入が注目されています。
そんな時に防犯監視カメラで記録した映像が大いに役立ちます。
■マニュアル作成が短くなれば効率がぐんとアップ!
個別受注生産が増えると製品の生産期間が短くなっていきます。この工場ではマニュアルを文書で作成していましたが紙媒体のマニュアルは時間がかかりとても効率が悪かったのです。
作成中の間マニュアルが無い状態が続き、試作品から生産に携わった従業員に作業が集中し休日も取得できない状態になり、最悪の場合マニュアル制作中に生産中止になりそれまで作成したものが利用できなくなることもあるなど生産性が低下する一つの原因となっていました。
この状況を打破するべく、製造ラインに設置していた防犯監視カメラの映像を使って動画マニュアルの制作をすることになりました。
この工場では製造ラインに複数台のカメラを設置していたので試作品製造時の様子を記録。高性能なカメラを導入していたので、手作業の細かい動作まで映像として残せました。
その映像を製造ラインの開始から終了まで繋ぎ合わせることで製品のマニュアルとして分かりやすい資料ができました。
動画を取り入れることで短い間に分かりやすいマニュアルができることで本生産時の早い段階で全ての作業員がマニュアルを見ることができるようになり、特定の作業者への負担が減り生産性が向上しました。
■マニュアルのデジタル化の利点
マニュアルをデジタル化すると
・状況がイメージしやすく理解度が深まる
・記憶しやすい
・最新のマニュアルを見れる
といった利点があります。
人は文字だけを「読んで」で記憶するよりも目で画像や映像を「見て」記憶する方が頭に残りやすいと言われています。動画マニュアルもその場の状況や実際の作業の様子等が映像としてイメージしやすいので理解度が深まるとともに記憶しやすくなる利点があります。
また、アナログではマニュアルに少しでも変更点があった場合、全てを刷り直ししなくてはならず、企業の規模や従業員数が多ければ多いほど大変になります。
マニュアルをデジタル化をすることで改訂がしやすく、従業員はいつでも最新のマニュアルが見られるようになるので品質の安定にも繋がります。
■まとめ
動画マニュアルは結果的なコスト削減が見込めますが、マニュアル自体の作成コストが多くかかることもあります。
しかし、映像であれば防犯のために導入したカメラを利用することで撮影コストや導入コストを抑えることが可能になります。
防犯にも動画マニュアルにも使えるカメラやシステムの導入をお考えの方はマルチック株式会社のセキュリティアドバイザーに一度ご相談ください。