防犯カメラと監視カメラの違いとは主にその用途で違いが分かれます。
機器やシステムは同一の物を指しますがより防犯を意識した使い方を防犯カメラと呼び、計測や記録を主にした物を監視カメラと呼ぶことが多くなります。
また同じ機器やシステムを利用した防災カメラというものもあり、津波が起こり得る沿岸部、雪崩やがけ崩れなどが起こり得る山間部、などには防災カメラと呼ばれるものが設置されています。
■防犯カメラの用途と主な設置場所
防犯カメラの用途といたしましてはやはり犯罪抑止効果及び、何か犯罪が起きてしまった時の記録映像の解析が主なものとなります。
コンビニやスーパー、ショッピングモールなどの店舗の万引き防止対策であったり、繁華街の様々なトラブル防止とその記録であったり、マンションやホテル、個人宅などの住居では不審者の侵入に代表される空き巣や泥棒、性犯罪に対しての抑止効果を目的とされています。
■監視カメラの用途と主な設置場所
監視カメラも防犯カメラと同じ機器やシステムを使いますので用途も似たものになってまいりますが、よりリアルタイムで使われる時に用いられる名称です。
スピード違反の取締り、交通流量、自動車ナンバー自動読取装置なども監視カメラの主なものとなります。
また工場の生産ラインや原子力発電所、火力発電所、ダム、火山、河川など人間の目で追いきれない箇所に監視カメラは設置され何か事案があればいち早く察知され人々の生活や工場の安全を守ることに役立っております。
■防犯カメラや監視カメラの新しい可能性
プライベートと安全の間を行き来する防犯カメラや監視カメラ。
【疑われてる】【監視されてる】
とイメージを持たれやすいものですがこのような使い方はどうでしょうか?
限界集落(過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になっている集落)などの健康と安全の確認。
一人暮らしをしている年老いた母親や父親の為の健康と安全の確認などにもこれら防犯・監視カメラも役立つのではないでしょうか?
■まとめ
防犯カメラや監視カメラと聞くとマイナスイメージを持たれてしまうかもしれませんが、私達の生活の安全と利便性を守っていくためには必要不可欠な存在です。
機器やシステムを導入する際にはセキュリティーアドバイザーなど専門のプロのアドバイスを受けると良いでしょう。